この記事は 2025年12月12日 に、最新情報へ更新しました。
この記事の要点
- 予約方法:電話のみ(開店前12:00〜16:30、閉店後22:00〜23:30がつながりやすい)
- 予約必須か:空いていれば飛び込みも可能だが、予約で埋まりやすいので予約を推奨
- 支払い方法:現金のみ
- 喫煙:電子タバコのみ(電子タバコでも臭い、煙の少ないものに限る)
- 予算目安:5,000円〜7,000円ほど
- 初見の注意:セルフ手順、料理はおまかせのみ
「18キッドって気になるけど、初めてでも大丈夫?」
仙台駅東口エリアで密かに人気を集める居酒屋「18キッド」。
セルフでドリンクを取る独特なスタイル、明確な看板のない隠れ家的な入口、そして一度食べたら忘れられない手作りさつま揚げ
──SNSや口コミで名前は見かけるものの、
「予約は必要?」
「一人で行っても大丈夫?」
「現金しか使えないって本当?」
など、初訪問のハードルを感じている方も多いのではないでしょうか。
実は私も最初はそうでした。
そこで今回、実際に友人と訪問し、入店から注文、会計までの一連の流れを体験取材。
初めての人が安心して楽しめるよう、名物メニューや予約方法、喫煙環境、混雑状況まで、気になるポイントをすべて網羅しました。
この記事を読めば、
「18キッドに行ってみたいけど不安…」
という気持ちが
「明日にでも行きたい!」
に変わるはず。
仙台で”ハズさない名店”を探しているあなたに、自信を持っておすすめできる一軒です。
「18キッド」はどんな居酒屋?仙台で“教えたくない店”と呼ばれる理由
18キッドは、看板もない隠れ家的な立地ながら、連日予約で埋まる人気店です。
なぜ”教えたくない店”と呼ばれるのか──
それは、大将の気さくな人柄と料理の旨さ、独特のセルフスタイルが「通いたくなる魅力」を持っているから。
広めれば広めるほど、予約が取りづらくなってしまう。
だからこそ、常連たちは密かにこの店を愛し続けています。
実際、筆者が訪れた日も飛び込みで3組の来店がありましたが、入店できたのは1時間限定の1組のみ。
残り2組は満席のため断られていました。平日・休日を問わず予約で埋まるこの店の魅力を、順を追って紹介していきます。
看板が出ていない?“隠れ家”のような立地と入り口の様子

仙台駅東口から徒歩5分、雑居ビルが立ち並ぶエリアの一角に、18キッドはあります。
住所は宮城県仙台市宮城野区榴岡1丁目6-22。
左隣にラーメン屋、右隣に接骨院が入る雑居ビルの1階
──営業中でなければ、通り過ぎてしまうほど目立たない佇まいです。
目印は、白いのれんと1メートルほどの赤いちょうちんのみ。
どちらにも「壱八」という漢字が記されていますが、店名を大きく掲げた看板は一切ありません。
閉店後にはのれんも提灯も片付けられるため、「ここに居酒屋があったのか」と驚く人も多いはず。
まさに”知る人ぞ知る”という言葉がぴったりの存在感です。
引き戸を開けると、縦長に伸びる店内が現れます。
照明は暗めで、温かみのある電球色。
カウンター内には冬季であれば牛すじ煮込みと静岡おでんの鍋がコトコト煮込まれており、入店した瞬間から食欲をそそられる香りが漂ってきます。
初めて訪れる人でも、この雰囲気に一瞬で引き込まれるはずです。
店内は何席?カウンターとテーブル席の構成、個室の有無
18キッドの座席は、カウンター席で10名、4名掛けの個室が1つ。
カウンターはベンチタイプの椅子が並び、2名がけの椅子が5席。
奥に4名がけの個室があります。
大将に伺うと、詰めれば6人いけるとのことでした。
卓上には、ドリンクメニュー、瓶ビールの中瓶が数本入ったボトルクーラー、小皿、割り箸、包装されたプラスチックスプーン、醤油、七味唐辛子が並んでいます。
店内奥には、日本酒やワイン、焼酎の瓶がずらりと並び、酒好きにはたまらない光景ですね。
酒販機(お酒を自動で注ぐ機械)も設置されており、セルフスタイルの仕組みがここから始まります。
店員は大将のみのワンオペスタイル。
それでも回るのは、後述するセルフシステムがあるからこそ。
BGMは流れておらず、カウンター越しに聞こえる調理の音と、客同士の自然な会話が心地よく響きます。
常連客が多い店ですが、大将と客の絡みはさほど多くなく、初めて訪れる人でも気兼ねなく過ごせる雰囲気が魅力です。
こうした隠れ家的な立地と、アットホームながら適度な距離感のある空間が、18キッドを「教えたくない名店」たらしめている理由なのです。
では、18キッド最大の特徴である「セルフスタイル」について、詳しく見ていきましょう。
注文は”セルフ”が基本!18キッドのユニークなシステムとは?
18キッドを初めて訪れると、まず大将から「初めてですか?」と声をかけられます。
「初めてです」と答えると、料理はおまかせスタイルであること、ドリンクはセルフで取る仕組みであることを丁寧に説明してくれるので安心してください。
この独特なシステムこそが、18キッドの魅力であり、ワンオペでも成り立つ理由なのです。
一見すると「セルフって難しそう…」と感じるかもしれませんが、慣れれば自分のペースで飲めて快適そのもの。
初訪問でも戸惑わないよう、具体的な流れを解説していきます。
ドリンクは冷蔵庫から自分で取るスタイル
18キッドでは、日本酒以外のドリンクは基本的にセルフサービスです。
卓上にはボトルクーラーが置かれており、中には瓶ビールの中瓶が数本、氷とともに冷やされています。
飲みたくなったら自分で瓶を取り出し、栓を抜いて注ぐ。
──このスタイルが、18キッドならではの楽しみ方です。
【ビールの場合】
卓上のボトルクーラーから瓶ビールを取り出し、自分で栓を抜きます。
銘柄は大瓶がサッポロの黒ラベルと赤ラベル。
中瓶以下は冷蔵庫に他メーカーやクラフトビールもあります。
大将に確認、オーダーしましょう。
生ビールの提供はないため、瓶ビール派には嬉しいラインナップです。
会計時に瓶の本数を大将が確認するため、飲んだ分だけ料金が加算される仕組み。
気兼ねなく開けて大丈夫です。
【サワー・ハイボールの場合】
店内奥に設置された酒販機を使います。
酒販機とは、お酒を自動で注いでくれる機械のこと。
1杯200円で、その場で現金を投入して購入するスタイルです。
割材(炭酸水やウーロン茶など)は冷蔵庫から好きなものを取り出し、自分で割って完成。濃さも量も自分好みに調整できるのが嬉しいポイントです。
【日本酒・ワイン・焼酎・果実酒の場合】
これらはオーダー制で、大将に声をかけて注文します。
店内奥には日本酒の瓶がずらりと並び、メニュー表に載っていない銘柄もあるため、「おすすめの日本酒は?」「料理に合うお酒は?」と聞いてみるのもおすすめ。
ただし、割り方はセルフなので、焼酎を頼んだ場合は自分で冷蔵庫から割材を取って好みの飲み方を楽しみましょう。
初めは「どれくらい飲んだか忘れそう…」と不安になるかもしれませんが、会計時に大将がしっかり瓶を数えてくれるため心配無用。
むしろ、大将を呼ぶ手間なく自分のペースで飲める快適さに、すぐ慣れるはずです。
料理はおまかせ、お会計の仕組みはどうなってる?
18キッドの料理は、単品メニューがなく完全な「おまかせスタイル」です。
利用時間によって品数が変わり、筆者が訪れた日は1.5時間の利用で7品・3,000円くらいでした。
内訳は、銀ダラの煮付け、ネギトロバケット、静岡おでん、手作りさつま揚げ、マグロ自然薯がけ手巻き、貝ポン酢、煮付け飯。
どれも手の込んだ逸品ばかりで、大将の腕前を存分に味わえます。
【事前に伝えておくべきこと】
予約時や入店時に、アレルギーや苦手な食材があれば必ず伝えておきましょう。
おまかせスタイルだからこそ、事前に伝えておけば大将が配慮してくれます。
【静岡おでんや牛すじ煮込みは自分で取る?】
カウンター内の鍋でコトコト煮込まれている静岡おでんや牛すじ煮込みですが、静岡おでんは冬季限定メニューで、自分で取るスタイルではありません。
おまかせコースの一品として、大将がベストなタイミングで提供してくれます。
筆者が訪れた日は、静岡おでんは提供されましたが、牛すじ煮込みは他のお客さんを含めて提供されていませんでした。
日によって変わるのも、おまかせならではの楽しみです。
【会計の仕組み】
料理と日本酒は、大将が記録しています。
セルフで飲んだビールなどの瓶は、会計時に卓上に残った瓶を大将が数えて金額に加算。
酒販機のサワー・ハイボールは都度200円で購入しているため、会計には含まれません。
支払いは現金のみなので、事前に現金を用意しておくと安心です。
このように、料理はプロにお任せし、ドリンクは自分のペースで楽しめる
──それが18キッドのユニークなシステム。
初めは戸惑うかもしれませんが、一度体験すればクセになる心地よさがあります。
さて、おまかせで出てくる料理の中でも、特に「これは絶対食べてほしい!」と感じた名物メニューを次で詳しく紹介します。
おまかせだからこそ出会える!18キッドの名物料理とドリンク
18キッドは単品注文ができないおまかせスタイルですが、だからこそ出会える一期一会の料理があります。
利用時間や季節、その日の仕入れによって内容が変わるため、「今日は何が出てくるんだろう」というワクワク感も魅力のひとつ。
大将の腕が光る一品一品を、実際に食べた感想とともに紹介していきます。
まず紹介したいのは「手作りさつま揚げ」──冷める前に食べるべき理由
18キッドを訪れたら、提供される可能性が高い名物が「手作りさつま揚げ」です。


まんまるの形をした、初めて見るビジュアル。
あっつあつの揚げたてで提供され、大将が「繋ぎを使わず、時間をかけて練り上げています」と丁寧に解説してくれます。
このさつま揚げ、冷めるとあっという間にしぼんでしまうため、熱いうちに食べるのが鉄則。
熱さとの戦いになりますが、膨らみのあるうちに口に含むと──
ふわっふわの食感が口いっぱいに広がります。
繋ぎを使っていないからこそ実現する、魚のすり身本来の旨みと軽やかな口当たり。
一度食べたら忘れられない、18キッドを代表する一品です。
訪問時に出てきた7品を実食レポート(季節メニューも含む)
筆者が訪れた日(1.5時間の利用)に提供されたのは、以下の7品でした。
どれも大将のこだわりが詰まった逸品ばかりです。
①銀ダラの煮付け
大ぶりな銀ダラを、お客2人でつつくスタイルで提供されました。
濃いめの煮汁に浸り、卵黄が添えられた見た目はインパクト大。
ところが食べてみると、見た目ほど味は濃くなく、程よい甘辛さ。
つい白飯をかきこみたくなる、そんな味わいです。


②ネギトロバケット
ネギトロに飛び子が乗り、醤油がかけられた一品。
バケットのザクッとした歯応え、ねっとりしたネギトロの舌触り、プチプチした飛び子の食感──
三位一体の楽しさがあります。
ネギトロとバケットの組み合わせは意外とアリ。
旨みの強いネギトロと醤油の塩味が、まるでパテのようにバゲットと絶妙にマッチします。


③静岡おでん(冬季限定)
削りたての節粉と青のりが香ばしく香る、静岡おでん。
大根、鶏皮、糸こんにゃく、黒はんぺん、角揚げが入り、からしと辛味噌が添えられます。



一般的なおでんよりもしっかりとした味わいで、お酒によく合う仕上がり。
特に印象的だったのが、糸蒟蒻。
串に巻かれた極細のこんにゃくは初めて食べる食感で、ぷちぷちと心地よい歯触りに出汁が絡んで最高でした。
※注意:静岡おでんは冬季限定メニューです。
春〜秋に訪れる場合は、別の季節料理が提供されます。
④手作りさつま揚げ
上記でも取り上げたさつま揚げです。
他県からきていた友人も太鼓判を叩く、美味しさと、物珍しさでウケが良かったです。
④マグロ自然薯手巻き
いわゆる「やまかけ」の自然薯バージョン。
海苔にごはんと自然薯マグロを乗せて、山葵醤油でいただきます。
箸でつまむと持ち上がるほどの粘り気の自然薯。
パリパリの海苔と熱々ごはん、刺身でいけるマグロに、自然薯のまろやかな旨みが加わって最高の一品です。



⑤貝ポン酢
めかぶの上に、ホッキ貝、茗荷などの薬味が乗った爽やかな一品。
自家製ポン酢はほどよい酸味と香りで、付け合わせのかぼすを絞るとさらに爽やかな香りがプラスされます。
手作りポン酢の旨み、貝とめかぶの食感が楽しい、良いタイミングでの箸休めでした。


⑥煮付け飯(締め)
一品目の銀ダラ煮付けの煮汁に、ご飯を浸して山椒を散らした締めの一品。
シンプルな見た目ですが、銀ダラの旨みがにじむ甘口のタレと山椒の組み合わせは、箸(スプーンですが)が止まりません。
味わいは甘口のタレと、山椒の香りでうなぎの蒲焼に近いものの、そこまで濃くなく、残りのお酒でちょうどよい、締めにふさわしい味わいです。


このように、18キッドのおまかせは、和の技法を活かしながらも意外性のある組み合わせが楽しめるのが特徴。
季節や日によって内容が変わるため、何度訪れても新しい発見があります。
日本酒好きにはたまらない銘柄のラインナップ(季節酒も)
18キッドは日本酒のラインナップが非常に充実しています。
店内奥にずらりと並ぶ日本酒の瓶を見れば、大将のこだわりが一目瞭然。
価格は1合880円(180cc)と良心的で、メニュー表に載っているだけでも以下のような銘柄が揃っています。

【日本酒の銘柄(一例)】
- 宮城の地酒:浪の音、浦霞、宮寒梅、乾坤一
- 東北の名酒:陸奥八仙(青森)、いぶき郷土(岩手)、月の輪(岩手)、磐城寿(山形)、山形正宗(山形)、いぶき(福島)、にいだしぜんしゅ(福島)
- 全国の人気銘柄:せんきん(栃木)、ぐんまいずみ(群馬)、神亀(埼玉)、マッチョ(群馬)、竹泉(兵庫)、SAWA NO HANA(長野)、秋鹿(大阪)、玉川(京都)、きもとのどぶ(奈良)、紀土(和歌山)、天穏(島根)、ガイジン(香川)、酔鯨(高知)など
メニュー表に記載されている以外にも、季節限定の日本酒や希少な銘柄が揃っていることがあるため、「おすすめの日本酒は?」「この料理に合うお酒は?」と大将に聞いてみるのもおすすめ。
地元宮城の地酒を中心に、日本酒好きも納得の品揃えです。
【ワインや焼酎も充実】
日本酒以外にも選択肢が豊富。
ワインは山梨・長野産を中心に、グラス(180cc)700円、ボトル3,300円〜で楽しめます。
焼酎は芋・麦・黒糖・米・泡盛と種類豊富で、1杯(180cc)850円。
酒販機で200円のハイボールやサワーを作るもよし、じっくり日本酒を楽しむもよし。
自分のペースで好きなお酒を選べるのが、18キッドの魅力です。
気になる予算は?1.5時間・7品でいくらかかった?
最後に、実際にかかった費用を公開します。
【料理】
おまかせ7品:約3,000円×2名
(1.5時間の利用、明細はありません)
【ドリンク】
瓶ビール(中瓶):850円×2本=1,700円
日本酒(1合):880円×1杯=880円
【合計】
ドリンク2,580円+料理=合計8,500円
利用時間によって品数と料金が変わるため、予約時に「●時間で予算●円くらい」と相談しておくのもおすすめです。
2〜3人で訪れる場合は、料理のおまかせコース+ドリンク代で、一人あたり4,000〜6,000円程度を見ておくと安心でしょう。
現金払いのみなので、事前に余裕を持って用意しておくことをお忘れなく。
さて、これだけ魅力的な18キッドですが、「予約は必須?」「飛び込みでも入れる?」と気になる方も多いはず。
次は、予約事情と混雑状況について詳しく解説します。
予約は必須?「18キッド」の混雑状況とベストな来店タイミング
18キッドは、予約必須と考えておいた方が安全です。
カウンターと個室合わせても最大16名ほどの小さな店に、大将ひとりのワンオペ体制。
そして連日予約で埋まる人気ぶり──
この3つの条件が重なることで、飛び込みでの入店はかなり難しい状況になっています。
実際に筆者が訪れた日も、3組の飛び込み客が来店しましたが、入店できたのは1時間限定で1組のみ。
残り2組は満席のため断られていました。
「18キッドに行きたい」と思ったら、まずは予約を取ることから始めましょう。
平日・週末の混み具合と予約の有無
結論から言えば、平日も週末も予約で埋まりやすい状況です。
筆者が予約を取ったのは平日の前日でしたが、それでも1.5時間という時間限定での案内となりました。
週末はもちろん、平日であっても油断は禁物。
特に金曜日や祝前日は、1週間前には予約で埋まっていることも珍しくありません。
18キッドは大将ひとりで切り盛りしているため、同時に対応できる人数に限りがあります。
予約の合間に空き時間が生まれることもありますが、運任せで訪れるよりも、最低でも2〜3日前、できれば1週間前には予約を入れておくのがおすすめです。
【予約時に伝えておくべきこと】
- 人数と利用希望時間
- アレルギーや苦手な食材の有無
- 予算の目安(「2時間くらいで一人5,000円程度で」など)
予約時にこれらを伝えておけば、大将がそれに合わせて料理を用意してくれます。
おまかせスタイルだからこそ、事前のコミュニケーションが大切です。
【ベストな来店タイミングは?】
もし飛び込みで訪れるなら、平日の開店直後(18時前後)か、20時以降の予約の合間を狙うのがおすすめ。
ただし、満席の可能性も高いため、「入れたらラッキー」くらいの気持ちで訪れるか、素直に予約を取ってから行く方が確実です。
電話以外(Instagramなど)での予約はできる?
18キッドの予約方法は、電話のみです。
InstagramやLINE、予約サイトなどでの受付は行っていません。
電話番号は店舗情報のセクションで後述しますが、日中は大将がお店で仕込みをしているため、比較的電話に出やすい時間帯です。
【電話予約のコツ】
- 営業時間外の日中(14時〜17時頃)が狙い目
- 予約が取れなかった場合も、「キャンセルが出たら連絡をもらえますか?」と聞いてみる
- 人数や時間を柔軟に対応できることを伝えると、案内してもらえる可能性が上がる
「電話が苦手…」という方もいるかもしれませんが、大将は気さくで丁寧に対応してくれるため安心してください。
むしろ、電話でのやり取りを通じて、訪問前から18キッドとの”つながり”を感じられるのも、この店の魅力のひとつです。
予約が取れたら、あとは当日を楽しみに待つだけ。
──でも、「喫煙環境はどう?」「支払いは現金のみ?」「一人で行っても浮かない?」
など、初めての訪問には不安がつきもの。
次は、訪問前に知っておきたい注意点を4つ紹介します。
気になる「喫煙」「支払い方法」「一人飲み」「子連れ」──初訪問で気をつけたい4つのこと
予約が取れてひと安心
──でも、初めての訪問には不安がつきもの。
「タバコの煙は大丈夫?」
「カードは使える?」
「一人で行っても浮かない?」
「子どもを連れて行ける?」
など、事前に知っておきたいポイントを4つに絞って解説します。
訪問前にチェックしておけば、当日は安心して18キッドを楽しめるはずです。
全席喫煙可?タバコの匂い・換気の実態
結論:電子タバコのみ可、紙タバコは禁止です。
そのため、昔ながらの居酒屋にありがちな「モクモクとした煙」や「服にしみつくタバコ臭」を心配する必要はありません。
筆者が訪れた日は、喫煙している客がおらず、店内にタバコの匂いは一切ありませんでした。
カウンター席のみの縦長の空間ですが、匂いがこもる感じもなく、非喫煙者でも快適に過ごせる環境です。
ただし、電子タバコは可能なため、隣の席で吸われる可能性はゼロではありませんので、苦手な方はご注意ください。
【非喫煙者の視点から】
「居酒屋=タバコ臭い」というイメージを持っている方にこそ、18キッドは安心しておすすめできます。
料理の香りや日本酒の繊細な味わいを、煙に邪魔されることなく楽しめる環境です。
現金以外は使える?支払い方法の最新情報
結論:現金のみです。クレジットカードや電子マネーは使えません。
18キッドでは、支払いは現金のみの対応となっています。
クレジットカード、電子マネー(PayPayやSuicaなど)、QRコード決済は一切使えないため、訪問前に必ず現金を用意しておきましょう。
【目安の予算】
1人で1.5〜2時間飲み食いして、5,000〜7,000円程度。
2〜3人で訪れる場合は、一人あたり4,000〜6,000円を見ておくと安心です。
予算に不安がある場合は、予約時に「予算●円くらいで」と伝えておけば、それに合わせて料理を調整してくれます。
【ATMの場所】
仙台駅東口から徒歩5分という立地なので、周辺にはコンビニATMも多数あります。
現金が足りないと気づいたら、来店前に駅周辺で引き出しておきましょう。
会計時に慌てることなく、スマートに支払いを済ませられます。
一人で行っても浮かない?常連感と居心地のリアル
結論:一人客も多く、まったく浮きません。
「常連ばかりで初めてだと入りづらいのでは?」
「一人で行ったら浮くかも…」
──そんな不安を抱える方も多いかもしれませんが、18キッドはそんな心配無用の店です。
筆者が訪れた日も、一人客が1組いました。他の客も2人組が中心で、大人数のグループはいなかったため、一人で訪れても全く違和感がありません。
カウンター席のベンチは2名がけが基本なので、隣の組との距離も適度に保たれており、圧迫感もなく快適です。
【一人飲みのメリット】
むしろ、一人で訪れるからこそ楽しめるポイントがあります。
- 自分のペースで飲める:セルフスタイルなので、誰にも気を遣わず好きなタイミングで次の一杯へ
- 料理に集中できる:おまかせで出てくる一品一品を、じっくり味わえる
- 大将との会話も楽しめる:忙しすぎない時間帯なら、料理や日本酒についての話を聞けることも
常連客が多い店ではありますが、大将と客の絡みはさほど多くなく、初めての人でも気兼ねせず過ごせる雰囲気。
「常連の輪に入れなかったらどうしよう」という心配も不要です。
静かに一人の時間を楽しみたい人にこそ、18キッドはぴったりの店です。
子連れでの来店は可能?家族利用の注意点
結論:子連れでの来店は可能ですが、あまりおすすめできません。
18キッドは子どもを連れての来店自体は禁止されていませんが、以下の理由から小さなお子さん連れには向いていないと言えます。
【子連れに向かない理由】
- 照明が暗め
温かみのある電球色で、落ち着いた大人の雰囲気。子どもが退屈しやすい環境です。 - 子ども用の設備がない
子ども用の椅子やメニューは一切ありません。
ソフトドリンクはあるものの、ジュースなどの種類は限られています。 - 落ち着いた客層と雰囲気
筆者が訪れた日も、静かに食事とお酒を楽しむ大人の客ばかり。
子どもが大きな声を出したり走り回ったりすると、周囲の迷惑になりやすい雰囲気です。 - カウンター席が中心
狭い空間に大人が並んで座る形式のため、子どもが動き回るスペースもなく、落ち着きのない年齢のお子さんには厳しい環境です。
【もし子連れで訪れるなら】
小学校高学年以上で、大人と同じように静かに食事ができるお子さんであれば問題ないでしょう。
ただし、乳幼児や小さなお子さんを連れての訪問は、お互いに楽しめない可能性が高いため、別の機会にすることをおすすめします。
18キッドは、大人がゆっくりとお酒と料理を楽しむための空間。
家族での利用を考えているなら、まずは大人だけで一度訪れてみて、雰囲気を確認してから判断するのが賢明です。
ここまで読んで、「やっぱり18キッドに行ってみたい!」と思った方へ。
次は、実際に訪れてみた筆者の感想と、どんな人におすすめかをまとめて紹介します。
実際に行ってみた感想まとめ|18キッドはこんな人におすすめ!
ここまで18キッドの魅力を詳しく紹介してきましたが、「結局のところ、どんな店なの?」と気になる方も多いはず。
筆者が実際に訪れて感じたこと、SNSや口コミサイトでの評判、そしてどんな人・どんなシーンにおすすめかを、最後にまとめて紹介します。
SNSや食べログでの評判は?実際の口コミをチェック
18キッドは、口コミサイトでも非常に高い評価を得ています。
【主な評価】
- Google Map:4.8(114件)
- 食べログ:3.3(レビュー49人、保存5,961人)
- 料理・味:3.85
- サービス:3.72
- 雰囲気:3.84
- 酒・ドリンク:3.64
- コストパフォーマンス:3.74
食べログでの保存数が5,961人というのは、「気になっている人・行ってみたい人」がそれだけ多いということ。
実際に訪れた人のレビュー数は49人と少なめですが、これは予約の取りづらさゆえでしょう。
【口コミの主な特徴】
①「出てくるもの全部うまい」──料理の評価が圧倒的に高い
口コミで最も多いのが、料理に対する絶賛の声。
「何を食べても美味しい」
「名物のさつま揚げが最高」
「ばくだん(酢飯付)やお魚フライサンドなどの創作料理のクオリティが高い」
など、おまかせで出てくる料理に外れがないという意見が大半を占めています。
②セルフサービスのドリンクシステムが「楽しい」
日本酒以外はセルフで取るシステムについて、「楽しい」「安くなる」と好意的に捉える意見が多数。
一方で「初めての人は戸惑うかもしれない」という指摘もありますが、これは事前に知っておけば問題ありません。
むしろ、このシステムが18キッドの個性として評価されています。
③店主の人柄が最高
「気さくで面白い」「元気いっぱい」「陽気で楽しい」など、大将の温かい人柄とサービスを評価する声も多数。
「仙台にはなかなかない雰囲気」「心地良い空間」といった意見もあり、料理だけでなく、空間全体の居心地の良さが支持されています。
④予約必須の人気店
「予約なしでは入れない時が多い」「常に混んでいる」ため、事前の予約が強く推奨されています。
これは筆者が実際に体験したことと一致しており、人気の高さを裏付ける証拠と言えるでしょう。
初めてでも大丈夫?初心者でも楽しめるポイント
「セルフスタイル」
「おまかせ」
「常連が多そう」
──こうした要素を聞くと、初めての訪問に不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際に訪れてみると、初心者でも十分に楽しめる工夫がたくさんあることに気づきます。
【初心者でも楽しめる理由】
①入店時に丁寧な説明がある
「初めてですか?」と大将が声をかけてくれ、料理がおまかせであること、ドリンクのセルフスタイルについて丁寧に説明してくれます。
わからないことがあれば気軽に聞ける雰囲気なので、緊張せずリラックスして過ごせます。
②セルフスタイルは意外と簡単
最初は「どうやって取るの?」と戸惑うかもしれませんが、一度やってみればすぐに慣れます。
むしろ、自分のペースで飲めるのが快適で、「次はビールにしようかな」「日本酒を試してみよう」と選ぶ楽しさがあります。
③常連の輪に入る必要がない
大将と客の絡みはさほど多くなく、静かに食事を楽しむ客が中心。
「常連の会話に入れなかったらどうしよう」という心配は無用です。
一人でも、初めてでも、気兼ねなく過ごせる雰囲気が18キッドの魅力です。
④料理はプロにお任せできる
メニューを見て「何を頼もう…」と悩む必要がありません。
おまかせで出てくる料理は、どれも大将が自信を持って提供する逸品ばかり。
むしろ、初めてだからこそ「すべてお任せします」という姿勢で楽しめるのです。
初めての訪問でも、大将の気さくな人柄とセルフスタイルの楽しさに、すぐに18キッドの虜になるはず。「また来たい」と思える店は、そう多くありません。
デート・接待・一人飲み…シーン別おすすめの使い方
18キッドは、さまざまなシーンで活躍する懐の深い店です。
どんな使い方がおすすめか、シーン別に紹介します。
【①お酒好きな2人デートに】
「落ち着いた雰囲気のお店で、美味しいお酒と食事を楽しみたい」
──そんなときに18キッドは最適です。
看板のない隠れ家感、暗めの照明、カウンター越しに楽しむおまかせ料理。
セルフスタイルも会話のきっかけになり、「こんな店知ってるんだ」と相手に一目置かれること間違いなし。
ただし、予約必須なので計画的に。
【②接待や仕事仲間との飲み会に】
少人数(2〜6名程度)での接待や、気の置けない仕事仲間との飲み会にもぴったり。
料理のクオリティが高く、日本酒のラインナップも充実しているため、「センスのいい店を選んでくれた」と評価されるはず。
カウンター席で隣同士に座るスタイルは、自然と会話が弾みます。
【③一人飲みで自分へのご褒美に】
仕事帰りや週末、ふらりと立ち寄って一人の時間を楽しむ
──18キッドは一人飲みに最高の環境です。
セルフスタイルで誰にも気を遣わず、おまかせ料理をじっくり味わい、好きな日本酒を好きなペースで楽しむ。
「今日も頑張った自分へのご褒美」にふさわしい、贅沢な時間が過ごせます。
【④「通っぽい店を知ってる自分」を演出したい時に】
SNSで「仙台の隠れ家的名店」として紹介すれば、フォロワーから「どこそれ!教えて!」と反響があるはず。
“教えたくない店”というコンセプトを逆手に取り、「特別な人にだけ教える店」として使うのもアリ。投稿する際は、料理やドリンクの写真を忘れずに。
【こんな人には向いていないかも】
- 大人数でワイワイ騒ぎたい
- 子ども連れで家族利用したい
- メニューを見てじっくり選びたい派
逆に、「少人数で静かに飲みたい」「おまかせで料理を楽しみたい」「隠れ家的な店を探している」という人には、18キッドは最高の選択肢です。
さて、18キッドに行く決心がついたら、最後に店舗情報とアクセス方法を確認しておきましょう。
店舗情報・アクセス・地図|仙台駅から徒歩何分?
18キッドへの訪問を決めたら、最後に店舗情報とアクセス方法を確認しておきましょう。
仙台駅東口から徒歩5分という好立地ながら、看板がないため初めての方は迷いやすいポイントも。
この章を読んで、スムーズに到着できるよう準備を整えてください。
店名/住所/営業時間/定休日
店名
18キッド(いっぱちきっど)
住所
〒983-0852
宮城県仙台市宮城野区榴岡1丁目6-22
営業時間
17:30〜22:30(ラストオーダー時間は要確認)
定休日
日曜日
【営業時間の補足】
17:30の開店直後は比較的空いていることが多いですが、18:30〜20:00のピークタイムは予約で埋まっていることがほとんど。
飛び込みで訪れる場合は、開店直後か20:30以降が狙い目です。
ただし、予約優先のため、確実に入店したいなら事前予約が必須です。
アクセス方法(東口からの行き方・目印)
【仙台駅東口から徒歩5分】
- 仙台駅東口を出る
改札を出たら、東口(新幹線側)方面へ進みます。 - 東口のペデストリアンデッキを降りる
階段またはエスカレーターで地上に降ります。 - 五橋方面へ直進
東口を背に、新寺方面(南方向)へ約300メートル直進します。
雑居ビルが立ち並ぶエリアに入ると、18キッドはもうすぐです。 - 目印を探す
日本レンタカーを左折、 左隣にラーメン屋、右隣に接骨院が入る雑居ビルの1階。
営業中であれば、白いのれんと赤いちょうちん(「壱八」の文字入り)が出ているので、それが目印です。
【初めての方へのアドバイス】
看板がないため、閉店後や営業時間外に下見に行っても場所がわかりにくいです。
Googleマップを頼りに、営業開始時刻以降に訪れるのが確実です。
駐車場の有無と近隣パーキング情報
結論:専用駐車場はありません。車で訪れる場合は、近隣のコインパーキングを利用しましょう。
18キッドには専用や提携の駐車場がないため、車で訪れる場合は周辺のコインパーキングを利用する必要があります。
仙台駅東口エリアには複数のコインパーキングがあり、徒歩2〜3分圏内に駐車可能です。
【おすすめの駐車場】
- 仙台駅東口周辺のコインパーキング(徒歩2〜3分)
- 料金目安:30分200円〜、夜間最大料金1,000円前後
【参考リンク】
仙台駅周辺の駐車場について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

【お酒を飲む方へ】
18キッドでお酒を楽しむ予定なら、代行やタクシー、公共交通機関の利用をおすすめします。
仙台駅から徒歩5分という立地なので、電車やバスでのアクセスが便利です。
飲酒運転は絶対にやめましょう。
電話番号(予約の有無も再掲)
電話番号
022-291-0145
予約方法
電話のみ(InstagramやLINE、予約サイトは不可)
【予約電話の受付時間】
- 当日以外の予約:12:00〜16:30、22:00〜23:30
- 当日の予約:時間関係なく受付可能
- 注意点:混雑時は電話に出られないことがあります。つながらない場合は、時間を置いて再度かけ直しましょう。
【予約時に伝えること】
- 希望日時と利用時間(例:「金曜日の19時から2時間ほど」)
- 人数
- アレルギーや苦手な食材の有無
- 予算の目安(例:「一人5,000円くらいで」)
これらを伝えておけば、大将がそれに合わせて料理を用意してくれます。予約が取れたら、当日は時間厳守で訪れましょう。
【公式Instagram】
最新情報や臨時休業のお知らせは、公式Instagramで確認できます。
→ https://www.instagram.com/18kid_official/
【Googleマップ】
仙台駅東口から徒歩5分、看板もない隠れ家的な居酒屋「18キッド」。
セルフスタイルの独特なシステム、手作りさつま揚げや季節の創作料理、そして大将の気さくな人柄──
一度訪れたら、「また来たい」と思わずにいられない魅力がこの店にはあります。
予約は必須、現金のみ、おまかせスタイル──
いくつかのハードルはありますが、それを乗り越えた先にある「本当に美味しい料理」と「心地よい時間」は、きっとあなたの記憶に残るはずです。
「仙台で”ハズさない名店”を探している」「デートや一人飲みに使える店を見つけたい」──
そんなあなたに、18キッドは自信を持っておすすめできる一軒です。
さあ、今すぐ予約の電話を入れて、仙台駅東口の隠れ家へ足を運んでみませんか?
FAQ よくある質問
予約は必須?何日前が目安?
飛び込みも可能ですが、予約で埋まりやすいので、予約を推奨します。
通常であれば1週間前、年末年始など繁忙期は1ヶ月前の予約をおすすめします。
予約方法は電話だけ?
電話のみです。詳細はコチラ。
公式Instagramがありますが、お店の発信用です。
支払い方法は現金のみ?
現金のみです。
酒販機でも現金を使用するので千円札や硬貨もあるとスムーズに利用できます。
喫煙ルールは?
電子タバコのみ喫煙可能です。
ただし、臭いが強いもの、煙の多く出るものはNGです。
1人でも入りやすい?
入りやすいです。詳細はコチラ。
大将もワンオペで忙しく、常連同士、常連と店員の絡みもあまりありません。
子連れはOK?
おすすめしません。
落ち着いた雰囲気の店内、喫煙も可能など、子連れには不向きです。
